わわっ、まだ始まってもないのに、だめだってば!
楓姉さん。ちゃんとアネカノのセールスポイントを
説明するようにって言われたでしょ?
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そんなの、桜姉さんとしてればいいじゃない。
前の時だって、ずいぶん仲良くやってたみたいだし
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そういうこと言ってるんじゃないわよ……
ばかりんご
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……もう、しょうがないわね。
それじゃ、りんごに付き合ってあげるから、
終わったら一つ、言うこと聞きなさいよ?
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う……あう……わ、わかった。
楓姉さんの言うこと、なんでも聞くから
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ふふっ。それじゃ、さくさくっと、
説明を終わらせるわよー
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楓姉さん、いきなりやる気になったみたい……
僕に、何をさせたいんだろ……
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ええと、まずは最初に『甘えて行くうちに、
お姉ちゃんが主人公にはまる』……って、
何よこれ、そんなわけないじゃない
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……あの二人は否定できないわね。
りんごにいつもべったりだし。
りんごも甘い顔してるし
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してるの! あたしが言うんだから、
間違いないわよ。だいたい、二人と話すときと、
あたしと話をする時、りんご、
全然態度が違うじゃない
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そ、そんなことないよっ。
僕、そんなふうにお姉ちゃんたちを
見たりしてないってば!
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うう……なんか、いじわる言う時の
笑い方してるよ……
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あたしが、りんごにちょこっとだけ、
こんなことした時、鼻の下、伸びてたわよね?
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あたしのパンツ見て、りんご……
えっちな顔してた。あたしのこと、
お姉ちゃんとしか思ってないくせに
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そ、そんなことないっ。僕……あのとき、楓姉さん、
すごく綺麗ですごく魅力的で、
お姉ちゃんじゃなくて……って、
あうううう〜。えとそのあの……
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ほ、ほらみなさい。
あたしが輪吾にはまるだなんてことないんだから。
りんごが、あたしに夢中になっていくお話なの!
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そうかもじゃなくて、そうなのよ。
海での時だって、そうでしょ?
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この時だって、あたしがりんごに
させてあげてたんだからね
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でも、楓姉さん、
途中からすごく気持ちよさそうだったよ?
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あ、あれはその……りんごってば、
だんだんえっちが上手くなって、触られてると、
なんだか頭がふわってなって……って、何を言わせるのよっ
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だいたい、りんごってば、その……
上手になりすぎよ。あの後、目隠しされて……
すごくえっちなことしてるみたいで、あたし……
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……り、りんごになら、
好き勝手されてもいいかな……
なんて思っちゃったし……
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え? あ、な、なんでもないわよっ。
りんごの好きになんてさせないんだから!
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だ、だって『ゲームの進行していくにつれて
主導権が主人公に移る』とか書いてあるじゃない。
これ、ぜったいにそんなことないわよね
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そうよね。りんごとえっちする時だって、
あたしがしてあげてるんだし
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そ、そんなことないわよ。りんごの匂いって……
なんだか、嗅いでるとへ、変な気分になるから……
別に嫌じゃないっていうか、ちょっと好きかも……
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べ、別に主導権が
りんごにあるわけじゃないんだから、
勘違いしないように
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あたしが口でするって言ったら、
りんごだって、あそこをおっきくしてたじゃない
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だ、だって……楓姉さんに、
えっちなことされたら、
おっきくなっちゃうのはしかたないよ
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だ、だったらいいわよ。
まったく……りんごってば、
あたしに夢中なんだから♪
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そ、そんなことないんだからね!
も、もう……これ以上話してると、
変なこと言っちゃいそうだから終わりにするわよ!
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え? だ、だから……あたしのほうが
夢中になっちゃって……って、だから、
こういうこと言わせるんじゃないわよっ!
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うう……なに嬉しそうに笑ってるのよ。
可愛い……じゃない、ムカツクわね
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これで紹介は終わりなんだし、
約束通り、一つ、言うことを聞いてもらうわよ
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……え、えっち。ちゃんと、
あたしのこと……いっぱい、
気持ちよくしなさいよね
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